ワークフロールールや承認プロセスで、項目自動更新とメールアラート、アウトバウンドメッセージなどを一緒に定義した場合に、どのアクションが最初に実行されるのか気になったため調べてみました。
まず結論としては、以下の通りです。
項目自動更新は、メールアラート、ToDo、およびアウトバウンドメッセージの前に実行されます。
https://help.salesforce.com/articleView?id=workflow_field_update_considerations.htm&type=5
ワークフローや承認プロセス上では、メールアラートと項目自動更新、アウトバウンドメッセージの順序が変更できませんが、処理はまず項目自動更新が行われ、その後メールアラートとアウトバウンドメッセージが行われるみたいです。
例として、
ワークフローが発動したタイミングで、レコードの値を更新し、その内容をメール送信するとします。
ワークフローアクションの設定画面では、メールアラートが上にあり項目自動更新が下に表示されていますが、実際にこのワークフローを発動させると、
1)項目自動更新
2)メールアラート の順で実行がされています。
承認プロセスも同様に、項目自動更新が最初に実行されます。
ただし、
一つのワークフロールールまたは、承認プロセスのアクション内に項目自動更新を複数定義した場合は、どの項目自動更新が最初に実行されるかは定義できない(=ランダム)のようです。
そのため、順序を決めて項目自動更新を実施する場合は、フローやプロセスビルダーで実装するか、
複数のワークフローを使用して項目自動更新の再帰など使用して工夫する必要があります。
参考ページ
https://help.salesforce.com/articleView?id=workflow_field_update_considerations.htm&type=5